室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第4号)

配信日時:2019/01/09 12:28
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★★室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第4号)★★
★★2019.1.9 ★★ http://murotani-law.jp/  
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室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター運営事務局です。
初春の候、ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
昨年は大変お世話になりありがとうございました。本年も昨年同様ご指導ご鞭撻の程
よろしくお願い申し上げます。
本日、今年初めてのLawメールニュースレター第4号を無事お届けすることが出来、
嬉しく思っております。
本年も皆様にお役立ていただけるような法律に関する情報や弁護士の日常、考えてい
ることなどをお届けいたします。
是非、ご拝読ください!

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◆ 1.室谷総合法律事務所とは・・・
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「全面的に信頼できる法律事務所であること」
「専門的かつ総合的な法律事務所であること」
「社会正義を重んじる法律事務所であること」
をモットーにしている法律事務所です。現在、弁護士2名、事務局2名態勢です。
取扱業務は企業法務(大企業から中小企業まで企業の規模も幅広く、業務内容も幅広
く扱っております)、一般民事(交通事故、相続破産、家事事件等)、刑事、プロボ
ノ案件と幅広く取り扱っており、上記モットーを実践することを心がけております。
場所は大阪・関西・東京だけに限らず、全国対応しております。

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◆ 2.お知らせ
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◎2019年1月19日から日本テレビ系列(毎週土曜の夜10:00~放送 初回
 15分拡大)で放送されますドラマ「イノセンス~冤罪弁護士~」(主演・坂口健
 太郎さん、川口春奈さん)の法律監修を代表弁護士室谷光一郎が務めさせていただ
 きます。
リンク https://www.ntv.co.jp/innocence/
リンク http://murotani-law.jp/

◎2018年10月11日から同年12月13日までテレビ朝日系列(毎週木曜の夜
 9:00~9:54放送)で放送されておりましたドラマ「リーガルV~元弁護士
 小鳥遊翔子~」(主演・米倉涼子さん)の法律監修を代表弁護士室谷光一郎が務め
 させていただきました。
リンク https://www.tv-asahi.co.jp/legal-v/#/?category=drama
リンク http://murotani-law.jp/

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◆ 3.法律・裁判例情報
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【相続による不動産取得の登記名義変更はお早めに!~相続法改正について~】

 第2号メールニュースに引き続き、昨年7月に成立した相続法改正の紹介をしたい
と思います。今回は、「相続させる旨の遺言」の効力について説明します。
 相続させる旨の遺言とは、具体的に「遺産のうち不動産甲をAに相続させる」「遺
産の半分はXに相続させる」というものです。例えば「遺産のうち不動産甲をAに相
続させる」旨の遺言により共同相続人Aが不動産甲を取得したが、不動産甲の登記が
被相続人名義のまま放置されていた場合、共同相続人Bの債権者が被相続人名義の登
記を見て、Bの法定相続分について差押えをしたとき、これまでの判例では、遺言の
内容が優先され、Bの債権者による差押えは不奏功となりました(最判平成14年6
月10日民集206号445頁)。
 しかし、これでは、遺言の内容を知り得ない債権者の利益を害することになりかね
ず、また、登記制度や強制執行制度の信頼を損なう可能性があるという指摘がありま
した。
 そのため、改正相続法では、相続させる旨の遺言についても、法定相続分を超える
部分は登記等の対抗要件を具備しなければ、債権者等の第三者に対抗することができ
ないことが規定されました(新民法899条の2)。
 この改正は、遺産分割という家庭内の問題について、対抗要件の具備という取引の
安全を図る制度を導入したという点で、これまでの判例の考え方に風穴を開けるもの
です。その一方で、共同相続人にとっては、いきなり重要な財産を持っていかれて、
登記申請をされてしまう可能性があり、第三者と共有状態となった遺産の分割がさら
に紛糾するおそれがあります。そのため、今後は、相続される旨の遺言により取得し
た財産について、速やかに対抗要件を備える必要があります。
 新民法899条の2の施行は今年7月1日からです。弊所では、今後とも改正相続
法に対応し、皆様の相続・家族・事業承継をめぐる問題を解決する体制を整えていく
所存です。

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◆ 4.独り言
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 皆さま、年末年始はどのようにお過ごしになられたでしょうか?私は、寝正月です。
そして、録り溜めていたドラマや映画の鑑賞です。ぐうたらな年末年始です(笑。そ
の中で、ちょっとハマったのが、海外歴史ドラマです。BS日テレで放映していまし
た「オスマン帝国外伝」「エカリーナ」です。「オスマン帝国外伝」は、オスマン帝
国最大版図を築いたスレイマン1世を中心にハレムを舞台にしたドラマです。「エカ
テリーナ」は、同じくロシア帝国最大版図を築き、ロシアに啓蒙思想を広めたエカテ
リーナ2世の半世紀を描いたドラマです。まず、海外ドラマは日本のドラマ(大体9
~11話)と違い、長いです。30話なんてザラで、場合によっては60話とかあり
ます(海外にドラマコンテンツを輸出するためには、もっとドラマ話数を増やさない
といけないのではないかなと個人的にいつも感じております)。長いドラマだからこ
そ、じっくりと色々な細部を描けているのは良いなあと感じます。また、ドラマはフ
ィクションではありますが、当該制作文化圏の持つ様々な文化観や宗教観が反映して
いる部分もあります。「オスマン帝国外伝」を見ていると、コーランがいかにイスラ
ム教圏では重要か、また、オスマン宮廷貴族たちがいかにギリシア哲学等に対する理
解が深かったかを感じさせられます。「エカテリーナ」を見ていると、ロシアのヨー
ロッパに対する憧憬をふとした瞬間に感じます。ゲーテ「若きウェルテルの悩み」に
関するパーヴェル皇太子と皇太子妃候補のやり取りの中でそのような雰囲気を感じ取
れます。こういった様々な場面で日本のドラマと異なる価値観の相違場面を見るのが
私は大好きです。まあ、単純に歴史好きな私のちょっとした余暇の過ごし方なだけで
すが(室谷光一郎)。

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◆ 5.最後に
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 さて、室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター第4号はいかがでしたでしょ
うか。今年のお正月は全国的にとても寒かったようですが、その分きれいな初日の出
を拝むことができました。皆様すばらしい新年をお迎えのことと存じます。年末年始、
長めのお休みをいただきました分、気分も新たに業務に励んで参ります。
今後も、毎月1回、皆様に有益な情報を配信できるように頑張ります!郵送版ニュー
スレターについても年1回、引き続き、行う予定ですので、郵送版ニュースレターも
よろしくお願い致します。なお、郵送版ニュースレターは弊所のホームページにてご
覧いただくことも可能です。ご興味がおありでしたら是非ご拝読ください。
リンク http://murotani-law.jp/news/

★法律相談等につきましては、下記アドレスか電話にご連絡ください。
murotanisougou@murotani-law.jp
TEL.06-6535-7340

■本メールニュースレターは、名刺交換等させて頂きました方にお送りさせて頂いて
おります。今後メールの受信をご希望されない方は、大変お手数ですが以下のURL
より配信解除ください。
https://a16.hm-f.jp/index.php?action=C1&a=350&g=7&f=14

■本メールニュースレターのバックナンバーは、下記URLよりご覧ください。
https://a16.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=7&aid=350

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室谷総合法律事務所
代表弁護士 室谷 光一郎 弁護士 鮫島 千遥

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