室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第8号)

配信日時:2019/04/11 13:01
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★★室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第8号)★★
★★2019.4.11 ★★ http://murotani-law.jp/  

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室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター運営事務局です。
春暖の候、ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
 初々しい新入学生、新社会人を見かける頃となりました。新しい環境に不安な気
持ちを持ちながらも希望に満ちた彼、彼女らの姿から「初心忘れるべからず」の言
葉が浮かび、改めて身の引き締まる思いです。皆様いかがお過ごしでしょうか?
 第8号も気持ちも新たに皆様を応援できるような法律関連情報や弁護士の日常、
考えていることなどをお届けできればと考えています。
 是非、ご拝読ください!

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◆ 1.室谷総合法律事務所とは・・・
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「全面的に信頼できる法律事務所であること」
「専門的かつ総合的な法律事務所であること」
「社会正義を重んじる法律事務所であること」
をモットーにしている法律事務所です。現在、弁護士2名、事務局2名態勢です。
 取扱業務は企業法務(大企業から中小企業まで企業の規模も幅広く、業務内容も
幅広く扱っております)、一般民事(交通事故、相続破産、家事事件等)、刑事、
プロボノ案件と幅広く取り扱っており、上記モットーを実践することを心がけてお
ります。
 場所は大阪・関西・東京だけに限らず、全国対応しております。

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◆ 2.お知らせ
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◎2019年4月1日、代表弁護士室谷光一郎は、株式会社ラフール(本社:東京
 都中央区、代表取締役社長:結城啓太様)の株主総会において、社外監査役に選
 任されました。
リンク:http://www.lafool.co.jp/news/451/

◎2019年4月9日に、dodaセミナーにて、「今さら聞けない『働き方改革
 関連法』 いつまでに何を対応すべき?企業規模に合わせた基礎講座」と題する
 講演を代表弁護士室谷光一郎が務めさせていただきました。
リンク:https://www.saiyo-doda.jp/seminar/4742

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◆ 3.法律・裁判例情報
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【働き方改革法施行~変容する日本型労働・賃金体系システム~】

 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(以下、「働き方改革
法」といいます)が、昨年7月6日に公布され、そして、本年4月1日から施行さ
れることになりました(中小企業に対する適用は2020年4月1日、2021年
4月1日、2023年4月1日のものもあります)。
 その主たる内容は、1.残業時間の上限規制、2.「勤務間インターバル」制度の
導入促進、3.年5日間の年次有給休暇の取得、4.月60時間超の残業の割増賃金
率引上げ、5.労働時間の客観的な把握(企業に義務づけ)、6.「フレックスタイ
ム制」の拡充、7.「高度プロフェッショナル制度」を創設、8.産業医・産業保健
機能の強化、9.同一労働同一賃金となっておりますが、ポイントは(1)長時間
労働の是正と(2)正規労働者と非正規労働者の格差是正にあります。少子高齢化
に伴う生産年齢人口の減少の中、明確な移民政策を取れない現状においては、日本
経済の維持・発展のためには、女性や高齢者の労働市場への参入を促進する必要が
あり、働き方改革法は、それに呼応したものと言えるかと思います。それは、「男
性正社員」を主軸とする労働市場の変容を求めるものと言えます。
 戦後、日本型企業社会は、終身雇用(正社員優遇)と家族賃金(専業主婦を前提
とする賃金体系)を両輪として成立してきました。しかしながら、バブル経済崩壊
以降、どちらも維持が出来ない経済状況が到来し、更に、累々と続く少子高齢化が
その拍車をかける中、いよいよ、戦後に成立した労働・賃金体系システム自体の変
容を余儀なくされてきたという側面があります。単なる法律改正に止まらないシス
テム変容という側面を包含しているということを注視する必要があります。それゆ
え、今般の働き方改革法に対する企業の対応は、単なる小手先だけの法対応ではな
く、当該企業が、システム変容後の日本社会において、どのように生き残りをかけ
ていくかという視点も含めて対応をしていく必要があります。
 弊所は、企業法務を取扱業務の一つとしており、上記流れを重視しております。
そこで、クライアントの皆様に次の社会に対応できる提案をするため、働き方改革
法やそれに対する社会情勢の変化、そして、かかる社会情勢の変化に対応した法対
応について、情勢分析をし、研究をし続けて参ります。

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◆ 4.独り言
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 本年1月の郵送版ニュースレターにおいて、大相撲の貴景勝関の優勝を取り上げ
ましたが、3月の大阪場所後、見事、大関昇進を果たしました。
 伝達式の口上では、どのような言葉が使われるのか、大きな注目が集まります。
今回、貴景勝関は「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと
思いやりを忘れず相撲道に精進してまいります」と述べました。貴景勝関のいう
「武士道精神」とは具体的に何なのでしょうか。
 古き良き日本人の道徳観、ビジネスでも注目される考え方、封建制度の遺物…
「武士道精神」という言葉が人に与える印象は様々だと思います。スローガンや格
式ある言葉は、人にある種の快感や過度の嫌悪感を与えます。その人がその言葉を
使う真意を考えなければ、言葉に踊らされてしまうことになります。
 武士道精神の中には「誠」、すなわち「言」を「成」す、言ったことは守るとい
う考え方があります。今後、貴景勝関が大関として活躍し、横綱を目指すにあたり
彼の考える「武士道精神」をどのように体現するか、今後も一ファンとして注目し
ていきます(鮫島千遥)。

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◆ 5.最後に
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 さて、室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター第8号はいかがでしたでしょ
うか。
 4月1日に新元号「令和」が発表され、新しい時代の幕開けが現実味を増してき
ました。今回お伝えしました「働き方改革法施行」は正に新しい時代にふさわしい
働き方を目指す第一歩になるのではないでしょうか。
 弊所では「働き方改革」や「ハラスメント防止」等、新時代にふさわしい職場環
境を目指す企業様をお手伝いする講演、研修の講師も多数、行っております。社内
研修等に是非お声掛けください。
 これからも弊所Lawメールニュースレターで、法律問題や時事問題を身近で分かり
やすく感じていただければ幸いです。
 今後も、少なくとも毎月1回、皆様に有益な情報を配信できるように頑張ります!
郵送版ニュースレターについても年1回、引き続き、行う予定ですので、郵送版ニ
ュースレターもよろしくお願い致します。なお、郵送版ニュースレターは弊所のホ
ームページにてご覧いただくことも可能です。ご興味がおありでしたら是非ご拝読
ください。
リンク http://murotani-law.jp/news/

★法律相談、講演・研修等の講師ご依頼、各種法律監修等につきましては、下記ア
ドレスか電話にご連絡ください。
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