室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第14号)

配信日時:2019/10/21 13:17
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★★室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第14号)★★
★★2019.10.21 ★★ https://murotani-law.jp/  

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室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター運営事務局です。
仲秋の候、ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
 未曾有の大型台風の影響で、被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げま
す。一日も早い復興を願っております。
 地球温暖化の影響で毎年のように「…年に一度の災害」、「想定外の被害」とい
った自然災害を受け、地球環境を守るため、真剣に考えて取り組まなければならな
いと改めて考えさせられました。
 さて、第14号も皆様の毎日に役立つ法律関連情報や弁護士の日常、考えている
ことなどをお届けできればと考えています。
是非、ご拝読ください!

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◆ 1.室谷総合法律事務所とは・・・
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「全面的に信頼できる法律事務所であること」
「専門的かつ総合的な法律事務所であること」
「社会正義を重んじる法律事務所であること」
をモットーにしている法律事務所です。現在、弁護士2名、事務局2名態勢です。
 取扱業務は企業法務(大企業から中小企業まで企業の規模も幅広く、業務内容も
幅広く扱っております)、一般民事(交通事故、相続破産、家事事件等)、刑事、
プロボノ案件と幅広く取り扱っており、上記モットーを実践することを心がけてお
ります。
 場所は大阪・関西・東京だけに限らず、全国対応しております。

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◆ 2.お知らせ
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◎2019年10月3日から読売テレビ・日本テレビ系列(毎週木曜の夜11:
 59~放送)で放送されていますドラマ「CHEAT チート~詐欺師の皆さん、
 ご注意ください~」(主演・本田翼さん)の法律監修を代表弁護士室谷光一郎が
 務めさせていただいています。
 リンク https://www.ytv.co.jp/cheat/
 リンク https://murotani-law.jp/

◎2019年9月26日(東京)、10月2日(大阪)に、Licensing Internati
 onal Japanが主催するライセンス相談会の担当を代表弁護士室谷光一郎が務めさ
 せていただきました。
 リンク:http://www.licensing.or.jp/20190817advice-clinic/

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◆ 3.法律・裁判例情報
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【企業の危機管理~真相究明・被害拡大防止・再発防止の視点~】

 昨今、企業の危機管理のあり方が問われる場面が多くなっているように感じます。
吉本興業問題、関西電力問題等に接し、企業の危機管理のあり方に関する考え方や
哲学を、企業自体がきちんと構築していく必要があるのではないかと思います。特
に、関西電力問題では、一連の状況を把握していた監査役会が何ら監視機能を果た
していなかったことも明らかになり、企業のガバナンスそのものから問い直すべき
事態になっています。
 そもそも、企業も人間も万能ではなく、何らかのミステイクが発生し得ることは
あります。そして、そのようなミステイクをきちんと乗り越えていけば、企業も人
間もより成長していくことができます。しかしながら、何らかのミステイク又はミ
ステイクかもしれない事態が発生した場合、ついつい、「隠蔽」「ごまかし」「先
延ばし」を模索しがちになります。ある種の防御本能が働いているのかもしれませ
ん。そして、昨今の状況を見ていると、まさにそのような事態が横行しているよう
に感じます。しかしながら、何らかのミステイク又はミステイクかもしれない事態
が発生した場合、苦しくても真正面から取り組むべきです。つまり、(1)真相究
明、(2)被害拡大防止(企業に対するレピュテーションリスク拡大防止も含む)、
(3)再発防止の視点をもって臨むべきです。そのようなミステイクという事態に
しっかりと対峙し、対応すれば、企業はよりよく成長していくことが出来ます。な
ぜなら、そのことで、同様のミステイクを今後は防止することが出来、ミステイク
を今後は防止していく教訓を得ることが出来るからです。そして、もし、反論すべ
きことがあるならそれは徹底的に反論し、ミステイクが明らかなら、上記(1)か
ら(2)の視点で真正面から取り組み、場合によってはしっかりと謝罪すべきです。
そのように企業がミステイクに真摯に取り組めば、ステークホルダーはそのあり方
をしっかりと見ており、結果的に、企業にとって、そのミステイク対応がより良い
ステップになっていきます。
 弊所では、顧問弁護士、社外役員、第三者委員の立場から、様々な企業の危機管
理に対応しております。そして、今後も、企業やステークホルダーの方々が成長し
ていくことの一助となるよう、今後も、上記視点をもって、企業の危機管理に対応
をしていく所存です。

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◆ 4.独り言
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 少し前のことですが、山本周五郎の小説「さぶ」を読了しました。
 私は小説を読む際、先ず巻末を読んだりネタバレを見たりした後で、冒頭から読
みます。「さぶ」は、結末の不条理さに憤慨してしまい、絶対に感動してやるもの
かという気持ちで読みはじめました。
 しかし、やはり名作…。物語・登場人物にみるみる引き込まれてしまいました。
愚直なほど主人公に尽くす友人、友人の献身を信用しきれない主人公、主人公と友
人の友情を守るために重大事実を白状する妻など、合理性では説明できない人間の
行動を説得的に描くところに、小説の醍醐味を感じました。
 文体は違えど、弁護士も文章を書くことが多い仕事です。一見不合理に見えるこ
とも、説得的に論じなければならない場面があります。そのために先ず自分が他人
を理解すること、そのために他人の人生を疑似体験できる小説を読むことが助けに
なると思いながら、現在、坂上泉の「へぼ侍」を読書中です(鮫島千遥)。

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◆ 5.最後に
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 さて、室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター第14号はいかがでしたで
しょうか。
 自然の猛威に触れ、今後ますます人と人とがつながりを大切にし、助け合わなく
てはいいけないと感じました。
 今回、法律・裁判例情報で取り上げました企業の危機管理については、日常生活
において「企業」を「人」に置き換えても成り立ちます。学生にしろ、会社員にし
ろミステイクは素直に認め、善後策を講じることが豊かな人生を送る秘訣ではない
でしょうか。
 当事務所では、企業の危機管理や被害後の対策についてのご相談、交渉案件も多
数取り扱っております。また、これらのご相談や研修・講演講師等も多数お受けし
ております。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
 これからも弊所Lawメールニュースレターで、法律問題や時事問題を身近で分か
りやすく感じていただければ幸いです。
 今後も、少なくとも毎月1回、皆様に有益な情報を配信できるように頑張ります!
郵送版ニュースレターについても年1回、引き続き、行う予定ですので、郵送版ニュ
ースレターもよろしくお願い致します。なお、郵送版ニュースレターは弊所のホーム
ページにてご覧いただくことも可能です。
ご興味がおありでしたら是非ご拝読ください。
リンク https://murotani-law.jp/news/

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レスか電話にご連絡ください。
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代表弁護士 室谷 光一郎 弁護士 鮫島 千遥

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