室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第21号)

配信日時:2020/07/15 16:08
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★★室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第21号)★★
★★2020.7.15   ★★ https://murotani-law.jp/  

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室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター運営事務局です。
盛夏の候、ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
 全国的に激しい雨による甚大な被害が出ています。未だ、世界中が新型コロナ禍
にある中、降雨災害に遭われた方々にはお掛けする言葉も見つからず、一日も早い
復旧を祈念するばかりです。
 疫病や自然災害を前に人類は甚だ無力ですが、こんなときこそ皆様とのつながり
を大切にしたいとの思いを込めて今月のニュースレターをお届けいたします。
 第21号も法律関連情報や弁護士の日常、考えていることなどをお届けすること
で、皆様の毎日に少しでもお役に立てれば幸いです。
 是非、ご覧ください!

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◆ 1.室谷総合法律事務所とは・・・
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「全面的に信頼できる法律事務所であること」
「専門的かつ総合的な法律事務所であること」
「社会正義を重んじる法律事務所であること」
をモットーにしている法律事務所です。現在、弁護士3名、事務局2名体制です。
 取扱業務は企業法務(大企業から中小企業まで企業の規模も幅広く、業務内容も
幅広く扱っております)、一般民事(交通事故、相続破産、家事事件等)、刑事、
プロボノ案件と幅広く取り扱っており、上記モットーを実践することを心がけてお
ります。
 場所は大阪・関西・東京だけに限らず、全国対応しております。

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◆ 2.法律・裁判例情報
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【自浄機能の向上を図る内部通報制度】

 先月8日、改正公益通報者保護法が成立・公布されました。改正法は、公布の日
から起算して3年を超えない範囲内において政令が定める日から施行されます。
 公益通報者保護法は、内部通報手続及び行政・報道機関等に対する外部通報手続
を整理し、通報をした労働者を保護することにより、公益を図るための内部告発を
確保し、事業者の不祥事による国民の被害拡大を防ぐことを目的として、平成16
年に制定されました。しかし、近年、オリンパスや東芝等の不祥事が繰り返し発生
しており、内部通報が健全に機能していない現状が問題となっていました。
 これを改善するため、改正法では、(1)内部通報の体制整備、(2)行政機関
や報道機関等の外部通報の要件緩和、(3)内部・外部通報を実効化するための通
報者保護の強化を図っています。主な具体例としては、(1)窓口設置・調査・是
正措置など内部通報体制の整備義務(従業員数300人以下の中小事業者は努力義
務)や内部調査従事者に対し通報者特定情報の守秘義務を規定し、(2)通報者の
氏名等を記載した書面を提出することで行政機関への通報が可能となりました。ま
た、(3)保護される通報者の範囲も、労働者から役員・退職後1年後の退職者や
条件を満たす役員に拡大され、通報者の通報に伴う損害賠償責任が免除されること
も明記されています。
 事業者にとって、内部通報者は一見すると敵対者に思えてしまうかもしれません。
しかし、粉飾決済や違法行為を長期にわたり隠蔽した挙句それが明るみとなったと
き、事業者は刑事罰や行政罰、多額の金銭的損害を被るだけではなく、長年にわた
り築き上げた信用やブランド価値も大きく損なうことからすると、内部通報に対し
適切に対応することが事業者の長期的な利益となります。今回の法改正によって、
内部通報制度という形式面が強化されることになりましたが、この「器」を機能さ
せるには、内部からの意見や異論が出ることを問題視しない企業風土を形成してい
くことが重要であると考えます。
 改正公益通報者保護法の内容や内部通報の体制整備、その他内部統制に関して、
御質問・ご相談がございましたら、弊所までお問い合わせいただけると幸いです。

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◆ 3.独り言
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 新型コロナ禍により、皆様の趣味も大きく制限されたことと存じます。
 私の趣味は大相撲観戦です。今年の3月場所は、無観客試合となり物足りなさを
感じた一方、史上初の無観客試合を横綱白鵬関が制したことで、引き締まった場所
となりました。やはり、白鵬関はここぞという時に強い!その強さの一つの要因は、
数字や記録への執着です。誹謗中傷があろうと、10年以上も横綱として強さとモ
チベーションを継続できる白鵬関の職業人としての姿勢には、弁護士としても感服
するばかりです。
 その後、5月場所は中止となり、複数の力士や親方が感染し、亡くなる方もいま
した。相撲界も大変な状況下にありますが、7月場所は観客数を大幅に減らして開
催するということです。相撲ファンとしては、再び現地で観戦できる日を夢見て、
オンラインやテレビで応援したいと思います。(鮫島)

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◆ 4.最後に
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 さて、室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター第21号はいかがでしたで
しょうか。
 今回は、最近になってニュースやドラマでも取り上げられることが増えてきた
「内部通報」や「公益通報者の保護」についてお届けしました。弊所では内部通報
体制の整備に係るご相談や研修・講演講師等も多数お受けしております。気になる
ことがありましたらお気軽にご相談ください。
 新型コロナウイルス感染症に関連する内容のご相談も引き続き対応させていただ
いておりますので、こちらもお気軽にご相談いただければと存じます。
 これからも弊所Lawメールニュースレターで、法律問題や時事問題を身近で分か
りやすく感じていただければ幸いです。
 今後も、少なくとも毎月1回、皆様に有益な情報を配信できるように頑張ります!
郵送版ニュースレターについても年1回、引き続き、行う予定ですので、郵送版ニ
ュースレターもよろしくお願い致します。なお、郵送版ニュースレターは弊所のホ
ームページにてご覧いただくことも可能です。ご興味がおありでしたら是非ご覧く
ださい。
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