室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第23号)

配信日時:2020/09/25 16:27
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★★室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第23号)★★
★★2020.9.25 ★★ https://murotani-law.jp/  

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室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター運営事務局です。
初秋の候、ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
 台風10号が去って、ようやく朝晩に涼しさを感じる候になりました。今年は例
年のように行楽を楽しむことは難しいかもしれませんが、感染症対策をしっかり行
って短い秋を満喫していただきたいと思います。
 それでは、第23号も法律関連情報や弁護士の日常、考えていることなどをお届
けすることで、皆様の毎日に少しでもお役に立てれば幸いです。
 是非、ご覧ください!

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◆ 1.室谷総合法律事務所とは・・・
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「全面的に信頼できる法律事務所であること」
「専門的かつ総合的な法律事務所であること」
「社会正義を重んじる法律事務所であること」
をモットーにしている法律事務所です。現在、弁護士3名、事務局2名体制です。
 取扱業務は企業法務(大企業から中小企業まで企業の規模も幅広く、業務内容も
幅広く扱っております)、一般民事(交通事故、相続破産、家事事件等)、刑事、
プロボノ案件と幅広く取り扱っており、上記モットーを実践することを心がけてお
ります。
 場所は大阪・関西・東京だけに限らず、全国対応しております。

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◆ 2.お知らせ
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◎2020年10月11日(毎週日曜夜10:30~放送)スタートの読売テレビ・
 日本テレビ系列新日曜ドラマ「極主夫道」(主演・玉木宏さん)の法律監修を代
 表弁護士室谷光一郎と弁護士堀ノ内佳奈が務めさせていただきます。
 リンク https://www.ytv.co.jp/gokushufudo/
 リンク https://murotani-law.jp/

◎2020年10月16日に一般社団法人関西住宅産業協会にて「契約不適合担保責
 任をめぐる実務~改正民法を踏まえて~」をテーマに代表弁護士室谷光一郎が講演
 を務めさせていただきます。

◎2020年9月10日に一般社団法人日本粉体工業技術協会が主催する技術情報交
 流懇談会にて「企業コンプライアンスのあり方」をテーマに代表弁護士室谷光一郎
 が講演を務めさせていただきました。
 リンク http://appie.or.jp/event/%e7%ac%ac220%e5%9b%9e%e6%9c%a8%e6%9b%9c%e4%bc%9a/?instance_id=2833

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◆ 3.法律・裁判例情報
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【同一労働同一賃金に関する重要な判断へ】

 正社員と非正規労働者との待遇差異を巡る複数の訴訟の弁論が最高裁で開かれて
います。昨今、正社員と非正規労働者との待遇差異について、裁判所、国会、行政
の三権は様々な判断を下してきております。社会的トレンドとしては、同一労働同
一賃金を推し進める基調と言ってよいかと思われますが、退職金、賞与、扶養手当
等といった高額な手当から基本給概念に至るまで、明確になっていないものが多く
存在しております。そして、早ければ来月にでも最高裁で出される判決によっては、
退職金、賞与等の待遇差異に関する判断や考え方がある方向性を出すかと思われま
す。
 そもそも、日本型賃金体系は、電産型賃金体系と言って、(1)勤続年数や家族
数等を考慮して賃金を算定する考え方、(2)賃金を生活保障給として算定する考
え方、(3)企業の枠を超えて同一産業労働者の生活保障を志向する考え方といっ
た3つの考え方に支えられた賃金体系を戦後直後から志向され、取り入れられてき
ました。それは、労働者の生活保障を目的とする労働組合と長期的な労働力確保を
求める企業のそれぞれの思惑が一致したものであり、右肩上がりの経済に一致する
予定調和的賃金体系であったと思われます。その結果、「終身雇用を前提とした正
社員」と「正社員に扶養される家族」という日本型労働者や日本型家族の在り方を
形作ってきました。しかしながら、右肩上がりの経済がなかなかな見込めない経済
状況、ヒトモノカネのグローバル化、柔軟な雇用形態を求める企業の考え方、人々
のライフスタイルの多様化等の戦後型社会経済とは異なる社会経済の到来によって、
賃金体系が根本的に変革を迎えつつあるように思われます。
 昨今の同一労働同一賃金を推し進める社会的トレンドは、戦後型社会経済状況の
変容から要請されているものではないか、そのような認識の上で、今後の企業にお
ける賃金体系の再構築を考えていくことが必要ではないかと思われます。そして、
冒頭にご紹介しました近々に出される最高裁の判断については、単なる法律的視点
だけではなく、そうした歴史的文脈も視野に入れながら、検討していく必要がある
かと存じます。
 弊所では、同一労働同一賃金対応については、冒頭の最高裁判断を含め法律的視
点をしっかりとおさえつつ、各企業・組織の歴史・文化を踏まえながら、対応して
まいります。

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◆ 4.独り言
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 「大明皇妃」という中国歴史ドラマを見たいという一心から、最近、WOWOW
に加入しました(ネット系ではないところが、ちょっとしたミソでしょうか)。そ
して、映画・ドラマ好きの私の心をとらえたのは、様々な映画・ドラマのラインナ
ップです。ハッキリ言って、「見まくっております」(笑)。おかげで、スケール
感、役者の使い方、回数等、日本と海外の映像の違いを何となく肌感で分かるよう
になってきております(これで、映像ばかり見ていることについて、エンタメ関係
に関わっている弁護士として、やや言い訳が立つかと?笑)。特に、映画・ドラマ
の中で描かれる/垣間見える国家観が面白いなあと思いながら、目をこすりこすり
映像の世界に浸っております(室谷)。

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◆ 5.最後に
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 さて、室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター第23号はいかがでしたで
しょうか。
 今回、「法律・裁判例情報」で取り上げました正社員と非正規労働者との待遇差
異については、雇用者、労働者ともに身近な問題であり、これから出される最高裁
の判断には大いに関心を寄せられていることと存じます。
 弊所では同一労働同一賃金に係るご相談や研修・講演講師等も多数お受けしてお
ります。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
 新型コロナウイルス感染症に関連する内容のご相談も引き続き対応させていただ
いておりますので、こちらもお気軽にご相談いただければと存じます。
 これからも弊所Lawメールニュースレターで、法律問題や時事問題を身近で分かり
やすく感じていただければ幸いです。
 今後も、少なくとも毎月1回、皆様に有益な情報を配信できるように頑張ります!
郵送版ニュースレターについても年1回、引き続き、行う予定ですので、郵送版ニ
ュースレターもよろしくお願い致します。なお、郵送版ニュースレターは弊所のホ
ームページにてご覧いただくことも可能です。ご興味がおありでしたら是非ご覧く
ださい。
リンク https://murotani-law.jp/news/

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ドレスか電話にてご連絡ください。
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ております。今後メールの受信をご希望されない方は、大変お手数ですが以下のU
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