室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第27号)

配信日時:2021/01/15 13:03
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★★室谷総合法律事務所 Lawメールニュースレター(第27号)★★
★★2021.1.15   ★★ https://murotani-law.jp  

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室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター運営事務局です。
 新春の候、ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
 昨年末から厳しい寒さが続いており、コロナウイルスの感染者も寒さに比例する
かのように増えています。首都圏、近畿圏及び地方の都市部では緊急事態宣言も発
出されました。いろいろな意味で厳しい年明けとなりましたが、皆様、なによりも
健康第一で過ごしていただきたいと存じます。
 弊所は新たに柳弁護士を迎え、気分も新たに新年の業務をスタートしております。
 それでは、第27号も法律関連情報や弁護士の日常、考えていることなどをお届
けします。皆様の毎日に少しでもお役に立てれば幸いです。
 是非、ご覧ください!

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◆ 1.室谷総合法律事務所とは・・・
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「全面的に信頼できる法律事務所であること」
「専門的かつ総合的な法律事務所であること」
「社会正義を重んじる法律事務所であること」
をモットーにしている法律事務所です。現在、弁護士2名、事務局2名体制です。
 取扱業務は企業法務(大企業から中小企業まで企業の規模も幅広く、業務内容も
幅広く扱っております)、一般民事(交通事故、相続破産、家事事件等)、刑事、
プロボノ案件と幅広く取り扱っており、上記モットーを実践することを心がけてお
ります。
 場所は大阪・関西・東京だけに限らず、全国対応しております。

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◆ 2.法律・裁判例情報
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【高年齢者雇用安定法の改正について】

 雇用保険法等の一部を改正する法律が令和2年3月31日に公布され、同法により
改正された高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(以下、「高年齢者雇用安定法」
といいます。)が令和3年4月1日から施行されます。
 今回の改正により、65歳までの雇用確保(義務)に加え、65歳から70歳ま
での就業機会を確保することが企業の努力義務となります。少子高齢化が急速に進
展し人口が減少する中で、経済社会の活力を維持するために、働く意欲がある高年
齢者がその能力を十分に発揮して活躍できる環境整備を図る必要性があることから、
改正に至りました。
 もっとも、定年の70歳への引上げを義務付けるものではなく、違反した場合の
罰則もない努力義務規定です。そのため、対応が後回しになる企業も出てくると考
えられますが、65歳までの雇用を義務付けた高年齢者雇用安定法の改正経過を考
慮すれば、将来の義務化の可能性を見据えて準備を進める必要があると考えられま
す。
 65歳から70歳までの就業確保措置としては、(1)定年引上げ、(2)継続
雇用制度の導入、(3)定年廃止という現行の対応策に加えて、新たに労使で同意
した上での雇用以外の措置として、(4)継続的に業務委託契約を締結する制度、
(5)社会貢献事業に継続的に従事できる制度が選択肢として加わりました。これ
ら5つの措置のうちいずれの措置を講ずるかについては、高年齢者のニーズに応じ
た措置を講じることが望ましく、労使間で十分に協議を行う必要がございます。特
に(4)(5)は、導入にあたって過半数労働組合等の同意が必要ですので、協議
の必要性は一層高いといえますが、他方で導入までのハードルが高いとも評価でき
ます。
 企業としては、今回の改正に沿って就業規則その他の規程の改定を検討する必要
が生じてくると考えられます。特に中小企業においては、同日から同一労働同一賃
金に関する規定も適用されることになりますので、未だ対応されていない企業はも
ちろん、既に対応されている企業も改めて検討する良い機会かと存じます。
 弊所では、日々めまぐるしく変わる労働法令に関する改正動向をおさえ、しっか
り対応してまいりますので、お気軽にご相談ください。

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◆ 3.独り言
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 本年1月から室谷総合法律事務所に入所することになりました、柳知幸(やなぎ
ともゆき)と申します。弁護士登録8年目で、所長の室谷は前事務所の兄弁にあた
ります。登録後の7年間は一般民事事件・顧問業務を中心に様々な事案を担当させ
て頂きました。また、1年目から東京電力福島第1原発事故の避難者らの代理人と
して弁護団活動も継続しております。
 出身は大阪で、約2か月間の和光での司法修習を除き、大阪以外で生活したこと
がありません。でも「あまり大阪出身っぽくないね」と言われます(喜ぶべきか、
悲しむべきか…)。
中学生までサッカーをしており、現在は大阪弁護士会のサッカー部に所属しており
ます。ポジションはキーパーです。一度だけですが、「Mundiavocat」という弁護士
サッカーワールドカップにも出場しました(希望すれば誰でも出場できるので)。
 これまでも大切にしてきた「感謝、謙虚、努力」の姿勢で、クライアントの皆様
のご期待にお応えできるよう、日々精進する所存です。未熟者ではございますが、
どうぞよろしくお願い申し上げます(柳)。

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◆ 4.最後に
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 さて、室谷総合法律事務所Lawメールニュースレター第27号はいかがでしたで
しょうか。
 今回、「法律・裁判例情報」で取り上げました「高年齢者雇用安定法の改正につ
いて」ですが、前回の「育児・介護休暇の取得に関する改正」に続き雇用者、労働
者共に関心が高いものであると思います。それぞれのライフプランに応じた働き方
について、しっかりと体制や規則を確認しておくことが大切ではないでしょうか。
 弊所ではこの度の法改正による各種規則の改定について、ご相談や研修・講演講
師等も多数お受けしております。気になることがありましたらお気軽にご相談くだ
さい。
 これからも弊所Lawメールニュースレターで、法律問題や時事問題を身近で分かり
やすく感じていただければ幸いです。
 今後も、少なくとも毎月1回、皆様に有益な情報を配信できるように頑張ります!
郵送版ニュースレターについても年1回、引き続き、行う予定ですので、郵送版ニ
ュースレターもよろしくお願い致します。なお、郵送版ニュースレターは弊所のホ
ームページにてご覧いただくことも可能です。ご興味がおありでしたら是非ご覧く
ださい。
リンク https://murotani-law.jp/news/

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ドレスか電話にてご連絡ください。
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